株価暴落とは?歴史から見える投資の本当のリスク

投資をしていると、必ず耳にするのが「株価の暴落」です。
ニュースでも「市場が急落」「世界同時株安」などの言葉をよく見かけます。

しかし、株式市場の歴史を振り返ると、大きな暴落は今回だけではありません。
過去にも何度も暴落が起き、そのたびに市場は回復してきました。

今回は、代表的な株価暴落の歴史と、そこから学べることについてまとめてみたいと思います。

1920年代 アメリカの急成長

1920年代のアメリカは、経済が急成長していた時代でした。

第一次世界大戦が終わり、産業が一気に発展します。
特に自動車産業が急成長し、アメリカ経済は大きく拡大しました。

企業の業績も伸び続け、それに伴って株価も上昇していきます。
当時の株価は、約6年間で5倍にもなったと言われています。

この頃は、多くの人が株式投資に参加し、「株は必ず上がる」という楽観的な空気が広がっていました。

1929年 世界恐慌の始まり

しかし、この好景気は長く続きませんでした。

1929年9月、アメリカの株価は史上最高値をつけます。
その後、大きな出来事が起きました。

1929年10月24日
「暗黒の木曜日」

ニューヨーク株式市場で株が大量に売られ、大暴落が始まりました。

株価は次々と下落し、わずか1ヶ月ほどで約50%も下落してしまいます。

この暴落をきっかけに、世界中の経済が大きな不況に入りました。
これが有名な世界恐慌です。

株価が元の水準に戻るまでには1954年までかかりました。
つまり回復までに約25年という非常に長い時間が必要だったのです。

1987年 ブラックマンデー

もう一つ有名な株価暴落が、1987年のブラックマンデーです。

1987年10月19日(月曜日)
アメリカの株式市場で歴史的な暴落が起きました。

その下落率は
1日で −22.6%

1日の下落率としては、今でも史上最大と言われています。

原因については、

・原油価格の問題
・金利の上昇
・コンピューターによるプログラム売買

など様々な説がありますが、はっきりとした原因は完全には分かっていません。

この暴落をきっかけに、株式市場ではサーキットブレーカーという制度が導入されました。

サーキットブレーカーとは

これは、株価が急激に下がったときに一時的に取引を停止する仕組みです。
市場がパニック状態になるのを防ぎ、冷静な判断をする時間を作るための制度です。

為替介入とは

ニュースなどで「為替介入」という言葉を聞くことがあります。

為替介入とは、政府が為替レートを調整するために市場に介入することです。

日本では、財務省が日銀に指示を出して行います。

例えば円高の場合には、円を売ってドルを買う「円売り介入」を行います。
逆に円安になりすぎた場合には、ドルを売って円を買う「円買い介入」を行います。

まとめ

株式市場の歴史を振り返ると、大きな暴落は何度も起きています。
しかし、そのたびに市場は時間をかけて回復してきました。

世界恐慌のように回復まで長い時間がかかる場合もあれば、ブラックマンデーのように比較的早く戻る場合もあります。

また、こうした大きな出来事をきっかけに、サーキットブレーカーや為替介入などの仕組みが整えられてきました。

過去の歴史を知ることで、短期的なニュースや市場の動きに振り回されにくくなります。
投資を考えるうえでは、目先の値動きだけでなく、長い歴史の流れを知ることも大切だと感じます。

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